中絶手術を安全に行なうために妊娠週数を数える

リスクを知っておく

悩む女性

中絶手術を受ける際には、妊娠初期段階である11週以内に行なうとより母体へ与えるリスクが少なくなります。しかし、それでも精神的な負担や肉体的なリスクがあることに変わりはないので、よく考えた上で中絶手術を行ないましょう。妊娠初期に受ける中絶手術は全身麻酔を打って行ないますが、このときにアレルギーを持っている人の場合は呼吸困難に陥るなどのリスクがあります。また、体質によってはアレルギーがない人の場合でも拒否反応を起こし血圧が下がることもあるので注意が必要です。妊娠初期の中絶手術は全身麻酔によるリスクの他にも、子宮に傷がつくというリスクがあります。初期中絶の手術方法には、器具を使って胎嚢を取り除くソウハ法や吸引を行なう吸引法というものがありますが、どちらの場合でも子宮を傷つける可能性があり、その傷から細菌が進入することで感染症にかかるかもしれません。菌の侵入の他にも、器具の扱いを間違えると子宮内壁に穴を開けてしまうこともあります。胎嚢を取り除く際には器具の扱いに十分な注意が必要ですが、傷をつけないようにする以外にも、胎児の組織に取り残しがないようにしないと手術後もなかなか出血が止まらないといった危険性もあります。
妊娠初期を過ぎてからの中絶手術では胎児が大きくなっているため手術方法を変える必要があります。器具を使って子宮から取り出せるサイズではないので、人工的に陣痛を起こすことで通常の分娩と同じように胎児を取り出すのです。妊娠初期に比べてこの方法は強い痛みを伴うことが多いのですが、なるべく負担を減らすために子宮の入り口を広げるための処置を行ないます。中絶手術を一度行なっただけでは不妊になることはありませんが、手術には大きなリスクが伴いますし、繰り返し行なうことによって多くのトラブルが起こるので注意しましょう。